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ROG XBOX Ally X20レビュー|有機ELと実測ベンチマークで見る進化

有機ELへ、進化。ROG XBOX Ally X20の実機正面写真を使ったレビューアイキャッチ ASUS
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ROG XBOX Ally X20で僕が注目したいのは、7.4型の有機EL画面と、手元の操作系の更新です。2025年のROG Xbox Ally XとCPU、メモリ容量、SSD容量は共通。買い替えを考えるなら、処理速度だけでなく、いつものゲームを映す画面やコントローラー部分にどれだけ価値を感じるかがポイントになります。

本記事では、ASUSからお借りした実機の外観と、FFXV・ストリートファイター6などのベンチマーク結果を紹介します。

  • 画面は7.0型液晶から7.4型有機ELへ。フルHD・120Hzは共通です。
  • TMRジョイスティックと、4方向・8方向を切り替えられるD-padを採用しています。
  • ASUS公式表示価格は258,800円。2025年モデルとの差は89,000円です。
Xboxアプリを表示したROG XBOX Ally X20の正面。半透明ブラックのボディとゴールドのスティック周辺
Xboxアプリを表示した実機。左右のスティックを囲むゴールドと、緑のXboxボタンが目を引きます。写真:gadgere.com × BokutoLife

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Xboxの操作感を取り入れたWindowsゲームPC

ROG XBOX Ally X20は、Windows 11を搭載したポータブルゲーミングPCです。画面の左右にスティックやボタンが付き、本体だけでゲームを操作できる形になっています。

Xboxモードでは、コントローラー操作を前提とした画面からゲームにアクセスできます。ASUSはWindows上の複数のPCゲームストアを利用できると案内しており、すでにPCゲームを買い集めている人にも検討しやすい一台です。遊びたいタイトルのPC版が対応しているか、購入や契約が別途必要かを押さえておけば、手持ちのゲームを生かせるか判断しやすくなります。

国内販売モデルはRC74XA-RZ2R24G1T。ASUS Storeでは2026年10月16日発売、表示価格258,800円と案内されています。本文の販売仕様・価格は国内の公式情報を基にしています。ASUS Storeの販売情報

有機ELと操作系がX20の見どころ

2025年モデルから分かりやすく変わったのがディスプレイ。7.0型の液晶から7.4型の有機ELになり、解像度は1,920×1,080、リフレッシュレートは120Hzを維持しています。表示面積が増えても描画する画素数は同じ。高解像度化による負荷増を避けながら、画面を広げた構成です。

メーカー公称ではHDRと可変リフレッシュレートに対応。ピーク輝度は1,400nitsですが、画面全体を常時その明るさで表示するという意味ではありません。ASUSはHDRの明るいハイライトでの値と説明しています。ASUSの製品説明

操作系には磁気式のTMRジョイスティックと可変式D-padを採用しています。D-padは持ち上げて90度回すことで、4方向・8方向を切り替えられる仕組み。方向キーを使うゲームが多い人には、画面と並んで気になる変更ですね。

ROG XBOX Ally X20の左スティック、十字キー、Xboxボタンの接写
左スティックと十字キーの接写。ゴールドの縁取りや半透明ボディの模様も見えます。 写真:gadgere.com × BokutoLife
ROG XBOX Ally X20の側面。厚みのあるグリップとスティック、トリガーの位置関係
側面から見ると、グリップのふくらみとスティック、トリガーの位置関係が分かります。写真:gadgere.com × BokutoLife
ROG XBOX Ally X20を反対側の側面から見たグリップとトリガー
反対側から見たグリップ。表面の細かな凹凸とトリガーの張り出しが分かります。 写真:gadgere.com × BokutoLife

撮影した実機は、黒を基調にした半透明ボディにゴールドのアクセントが入っています。グリップにはしっかり厚みがあり、スティックやトリガーが張り出す形。画面付きのコントローラーに近い外観です。

ROG XBOX Ally X20の背面。通気口、背面ボタン、左右のグリップ
背面には通気口とボタンを配置。半透明のボディ越しに内部が見えます。 写真:gadgere.com × BokutoLife

一方、持ち運びではサイズと重量も見ておきたいところ。公称質量は約756gで、2025年モデルの約715gから41g増加。幅も290mmから300mmに広がっています。写真のように片手で支えられることと、長時間楽に遊べることは別です。携帯性を優先するなら、両手で持ったときの負担も含めて選びたい製品です。

2025年モデルと基本仕様を比較

ROG XBOX Ally X20とROG Xbox Ally Xの国内仕様・公式表示価格
項目 X20(2026) Ally X(2025)
CPU Ryzen AI Z2 Extreme Ryzen AI Z2 Extreme
画面 7.4型 有機EL 7.0型 液晶
解像度・リフレッシュレート 1,920×1,080 / 120Hz 1,920×1,080 / 120Hz
メモリ・SSD 24GB LPDDR5X / 1TB 24GB LPDDR5X / 1TB
バッテリー容量 80Wh 80Wh
公称質量 約756g 約715g
幅(突起部除く) 300mm 290mm
ASUS公式表示価格 258,800円 169,800円

出典:X20の国内仕様、2025年モデルの国内仕様、ASUS Store。価格は公式ページの表示価格で、発売時価格や実売最安値の比較ではありません。

公式表示価格の差は89,000円です。CPUやメモリ容量を目的に選ぶなら、2025年モデルも比較対象に残ります。X20の価格差を考えるうえでは、有機EL画面や新しい操作系、20周年モデルの外観が判断材料になります。

80Whというバッテリー容量も共通。ただし、画面設定やゲーム、電力設定によって消費電力は変わるため、駆動時間まで同じとは限りません。

実測ベンチマーク:数字を見る前の測定条件

以下は推奨OS要件への更新が完了していない貸出機での参考値です。FFXVの電力条件とスト6の解像度・画質・電力条件は確定していないため、旧モデルとの性能差やスト6の点数差の理由、製品の最高性能を示す結果としては扱っていません。

FFXVはフルHD・高品質で3360、「普通」判定

FINAL FANTASY XV WINDOWS EDITION ベンチマークは、バージョン1.3、高品質・1,920×1,080・フルスクリーンでスコア3360、判定は「普通」でした。結果画面に記録されたGPUドライバーは32.0.31019.8002です。

FFXVベンチマーク結果。高品質1920×1080フルスクリーン、スコア3360、普通判定
FFXVの実結果画面。高品質・フルHD・フルスクリーンで3360、「普通」と表示されました。

この判定は、ゲーム内で常に一定のフレームレートが出ることを保証するものではありません。それでも、フルHDの高品質設定をそのまま使った今回の結果が「普通」だったことは、画質設定を考える手がかりになります。高画質を優先するか、設定を下げて滑らかさを優先するか。遊ぶゲームに合わせて調整する前提で考えるのがよさそうです。

ストリートファイター6で保存した2回の記録

ストリートファイター6のベンチマークは2回分の結果を保存しています。総合スコアは50点と70点で、それぞれ「設定変更が必要です」「設定変更を推奨します」という判定でした。

ストリートファイター6の保存結果(測定条件が確定していない参考記録)
測定記録 1回目 2回目
総合スコア 50 / 100 70 / 100
Fighting Ground 39.79fps 42.82fps
Battle Hub 45.88fps 56.68fps
World Tour 40.50fps 51.44fps
ストリートファイター6の1回目の結果。総合50点、設定変更が必要です
1回目の保存結果。総合50点で、設定変更が必要という判定です。
ストリートファイター6の2回目の結果。総合70点、設定変更を推奨します
2回目の保存結果。総合70点で、設定変更を推奨する判定です。

保存画面では、Fighting Groundの平均値はどちらも60fpsを下回っています。この記録だけで安定した60fps対戦を期待する根拠にはならず、購入判断には自分が使う設定と電力条件をそろえた検証結果が必要です。

軽めの描画負荷では高い数値も

オープンソースFPS「Xonotic」のベンチマークは、起動ログで1,280×720のフルスクリーンを確認しました。Highプリセットをベースに個別設定を加えた条件で、3回の中央値は322.32fps。AC接続、Windows電源プランはPD Turbo、GPUドライバーは32.0.31019.8002です。

この数字を、最近の大作ゲームの性能に置き換えることはできません。同じ本体でも、ゲームと描画条件によって結果が大きく変わる例として見るのが適切です。120Hz画面を生かせるかも、遊びたいタイトルごとに考える必要があります。

上部のUSB Type-Cは2ポート

ROG XBOX Ally X20の上部。USB Type-C端子2つ、ヘッドホン端子、通気口、肩ボタン
上部にはUSB Type-C形状の端子が2つ。肩ボタンや通気口、ヘッドホン端子も同じ面にまとまっています。写真:gadgere.com × BokutoLife

国内仕様では、USB4 Type-CとUSB 3.2 Gen2 Type-Cを1ポートずつ搭載しています。どちらも本体への給電、データ転送、映像出力に対応。充電しながら周辺機器をつなぐ使い方を考えやすい構成です。接続機器の組み合わせによる動作保証は別なので、ドックやモニターを使いたい人は対応仕様も合わせて選びたいところです。国内インターフェース仕様

ROG XBOX Ally X20の上部にある電源ボタン、ヘッドホン端子、カードスロット
電源ボタンとヘッドホン端子、カードスロットを近くから撮影。 写真:gadgere.com × BokutoLife
ROG XBOX Ally X20のUSB Type-C端子2つと音量ボタンの接写
2つのUSB Type-C端子と音量ボタン。通気口や肩ボタンとの位置関係も見えます。 写真:gadgere.com × BokutoLife

AI用途にも使える?Codexの画面操作で気になった点

Codexを表示したROG XBOX Ally X20の正面
Codexを表示した実機。画面と左右の操作部が一体になった形です。 写真:gadgere.com × BokutoLife

Codexにローカル作業を任せてみたところ、画面操作が進まない場面があった。原因までは分からず、OSやアプリ、接続まわりをもう少し切り分ける必要がありそう。非対応とまでは言えないけど、Codexも使う予定なら少し気にしておいた方がいいかも。今後のアップデートで改善することにも期待したい。

画面と操作系に89,000円の差をどう見るか

ROG XBOX Ally X20は、7.4型有機EL、TMRスティック、可変式D-padを備え、2025年モデルから画面と手元の操作系を更新したモデルです。半透明ブラックとゴールドの組み合わせにも、20周年モデルらしい特徴があります。

ただ、258,800円という価格を考えると、CPU名だけで選ぶには慎重になりたいところ。2025年モデルも同じRyzen AI Z2 Extremeを搭載しているため、有機ELや操作系の変更を重視する人ほど、X20を選ぶ理由がはっきりします。

すでに2025年モデルを持っているなら、気になるのは「いつものゲームを有機ELで遊びたいか」。これから買うなら、価格差89,000円を画面と操作系にかけたいかが分かれ目になります。僕なら、CPUや容量が共通であることを押さえたうえで、表示の違いと両手で持ったときの負担を重視して選びます。

ガジェレ君

グリップ感はかなり良くて、十字キーも斜め45度の方向に操作しやすい!OLEDも綺麗で、全体的にサクサク動くのは好印象。ただ、昨年モデルからかなり値上がりしているので、価格を重視するなら前作も十分候補になりそう。

仕様と購入情報を見比べる

本体の価格差だけでなく、遊びたいPCゲームの対応状況や、充電・周辺機器を含めた使い方まで見ておくと選びやすくなります。X20と2025年モデルの国内仕様・販売情報は、以下の公式ページで比較できます。

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