SONYのデジタルノイズキャンセリング搭載「MDR-1000X」を購入しましたので、開封と、実際使てみた使用感などをレビューしたいと思います。
SONY「MDR-1000X」開封の儀
では見ていきましょう!
こちらがパッケージ。いやぁ高そうです・・・。(実際に高いんですけどね)
ハウジングは革調なデザインになっており、高級感を醸し出しています。
こちらは左側のハウジングですが、平らな部分にNFCが搭載されています。
Xperiaなどの機種だと、タッチで接続が可能。
また、右側のハウジングには、曲送り・戻し、再生、停止、音量上げ下げができる機能が搭載されています。
ボタン類は下部に集中しており、INPUT(3.5mmイヤホンジャック)、電源ボタン、NCボタン、アンビエントサウンドボタンの4つがあります。
イヤーパッドはこんな感じ。やや縦長の形状なので、横幅がある耳の人には少し狭く感じるかも。密着感は高いですが、遮音性はあまり高くないようです。
外観はこんな感じ。ハウジング上部にはマイクが搭載されています。
ヘッドホンが起動中に、この部分を触ると「ガサガサ」と言ったノイズが発生するので触らないようしましょう。
ヘッドバンド部分はメタル調に仕上げられています。デザインに妥協はありません。
ヘッドホンを起動するとランプが点灯します。
同梱品
同梱品のチェックがまだでした。
同梱品は、充電ケーブル、3.5mmイヤホン用接続ケーブル、航空機用プラグアダプタ、保証書、説明書、ヘッドホン本体と、収納ケースとなっています。
箱が大きいので色々入っているような気がしていましたが、それほどでもないですね。
航空機用プラグアダプタが入っているので、飛行機によく乗る人は使えるアイテムかと。
私は年に1度あるかないかなので、ほとんど出番はなさそうです。
航空機用プラグアダプタはこんな感じ。接続ケーブルと併用する形になるのかな?
MDR-1000Xの収納ケース
収納ケースもMDR-1000Xのハウジングと同様に革調に仕上げられています。
高級感はありますが、耐摩耗性があるのか少し心配かな。
ケースの内側には収納方法が記されたシートが入っているので、「入れ方がわからない!」といったことにはならないよう、配慮されています。
このシートは、ケースに置かれているだけなので、取り外すことは可能。箱がカッコいいのに中身に収納方法が記載されたシートがあるとダサいので、取り外せるように配慮されているようです。
MDR-1000X、実際に使ってみてどうなのか
購入後1週間、室内、屋外、電車の中など、いろいろなシチュエーションで使用してみました。
(音質面は素人なので、詳しい評価は置いておきたいと思います。)
デジタルノイズキャンセリングの効果は抜群
まず、元々静かな屋内で試してみたところ、環境音はほぼ無音になりました。
室内環境にもよると思いますが、人の歩く音はもちろん、自分の体をたたく音さえもほぼ聞こえなくなります。
さすがに手元で手を叩いた時の音は聞こえるだろう、と思い試しましたが、それすらも「ん、鳴ってる?」という程度。
正直ちょっとビビるくらい、ノイズ除去されます。
続いて屋外、というか電車のホームで、電車を待っている時にデジタルノイズキャンセリングをONにしてみた感想です。
こちらに関しては、まず人の話し声が遠くの方で聞こえる感じになります。
また、電車の「ガタンゴトン」という音が強調されるように聞こえるのですが、これは『「ガタンゴトン」という音以外のノイズが除去されて』強調されて聞こえる、ということです。
その他、ホームでのアナウンスに関しては、割と鮮明に聞こえ、内容もほぼ把握できました。MDR-1000Xには「クイックアテンションモード」が搭載されていますが、これを使うまでもないな、といった印象です。
続いて電車内。こちらも先ほど述べた電車のホームにいた時と同程度の効果が実感できました。
人の話声なんかは、電車内のノイズが除去される影響で、逆に何を話しているのか聞こえてしまいます。(ある意味逆効果?)
夏場に使用するには少しきつい
ヘッドホン型の宿命だと思いますが、やはり長時間装着していると「ムレ」が発生します。
主に耳の周りの部分が汗でしっとりとなる感じ。外で歩きながら使用する場合も、歩行程度の運動でも、汗っかきだとアウトかも。
真冬に外で使う分には、耳当てがわりになりそうなので重宝しそうです。
まぁ私は後者の目的でこのMDR-1000Xを購入したので、真冬にはバリバリ使いたいと思います。
真冬真冬と言っていますが、体感では最高気温が15度を下回った時期ぐらいが良いかと思います。
クイックアテンションモードはすごく便利
ヘッドホンの右側を手のひらで覆うと、「クイックアテンションモード」が起動します。
「クイックアテンションモード」とは、ヘッドホンを装着した状態で外部音を取り込み、ヘッドホンを装着した状態で会話も可能になる機能です。
電車のホームなどのアナウンスをしっかり聞きたい時や、急に話しかけられた時などに活用できそうです。
私は改札を通る時の「ピッ」という音を確認したいのですが、実際に試した限りでは聞き取ることは可能でした。
しかし難点があります。先ほども述べた通り、クイックアテンションモードは右側にあります。どこの改札でもそうなのかは知りませんが、少なくとも私が暮らしている関西圏では、定期をかざす部分が「右側」なんです。
もうお分りいただけたでしょうが、クイックアテンションモードを使用し改札を通る場合、「右手で右耳を覆い、左手で定期を改札にかざす」か「左手で右耳を覆い、右手で定期を改札にかざす」しかありません。
それなら「ヘッドホンを外した方が早い」というのが正直な印象でした。
左側にはNFCが搭載されている関係上、左には搭載できなかったのかもしれませんが、クイックアテンションモードは両側に搭載して欲しかったのが正直なところ。
まぁ使い方の工夫でどうにでもなる部分でもあるので、ここら辺は諦めることにします。
アンビエントサウンドモードも使い方によっては便利
「アンビエントサウンドモード」とはNC機能をOFFにする代わりに、常に外部音を取り込んでくれる機能で、「ノーマル」と「ボイス」に機能が分かれます。
「ノーマル」の方を試しましたが、外部音が全て取り込まれる影響か、かなり騒々しいです。音楽も外部音にかき消される勢い。
外、特に電車の中などでこの機能を使おうものなら、音量によっては耳がやられます。ので実用的ではないですね。使用するとしても、比較的に静かな場所に限る、と言った印象。
「ボイス」の方ですが、こちらがNCほどのノイズ除去はないものの、人の声、アナウンスなどははっきりと聞こえるようにしてくれます。
音楽も、デジタルノイズキャンセリングと同程度の音量としても、視聴には問題なしです。
電車内で、乗り過ごしを防ぎたい場合は、アンビエントサウンドモードの「ボイス」がいいでしょう。
いまいち「ノーマル」の使い所がわかりませんので、私の感想としては「アンビエントサウンドモードを使用するならボイス一択」ですね。
音量には注意が必要
デジタルノイズキャンセリングを使用することで、自分自身は快適な環境を過ごすことが可能になりますが、注意点もあります。
それは「音量」です。
静かな場所だと、大体10%程度で留めておかないと音漏れします。
電車内など、割と音が発生する場所では再生機器の20~30%に留める方がいいでしょう。
意外にも外部への遮蔽性がなくて驚いていますが、ヘッドホンってこんなもんなのでしょうかね。いつもカナル型のイヤホンを使用していたので、気づきませんでしたね。
まぁ音量をかなり落としても、ノイズキャンセリングのお陰で音楽ははっきりと聞き取れるので、爆音で聴くことのない人なら全く問題ないと思います。
右側のハウジング部分のタッチ操作
クイックアテンションモードを起動できる右側ですが、タッチセンサーも搭載されています。
曲の再生時に色々試してみましたが、操作性は少し微妙に感じました。
やはり目に見えないところを操作するわけなので、誤タッチ、誤操作が発生してしまいます。
具体的には、音量を上げ下げをしようとすると、タップ扱いになり、音楽が停止してしまう、など。
また、客観的にみて、電車などでこのような操作をしていると、「何耳掻いているんだ?こやつは」と、懐疑な目で見られそうで、人前では使えないかと思いました。
全く操作ボタンがないよりはマシなので、これも慣れと、場所を選べば、使える機能な気がします。
まとめ
今回生まれて初めて4万もするヘッドホンを購入したわけですが、デジタルノイズキャンセリング機能がとにかくすごいので、長いこと頑張ってもらうつもり。
また、アンビエントサウンドモードやクイックアテンションモードなども使いこなせばかなりち使える機能なので、早く慣れたいです。
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