ソニーから発売されているXperiaシリーズ(Xperia1、1Ⅱ、5)について、2020年8月よりソニーストアにてSIMフリー&デュアルSIM対応のモデルが発売されることが決定!
そこで今回はキャリア版とスペックを比較、対応バンドの違いをまとめてみました。
SIMフリー版を待ち望んでいた方、キャリア版とSIMフリー版どちらを購入しようか迷っている人はチェックしてみてください!
Xperia 1 Ⅱ キャリアモデルとSIMフリーのスペック早見表
Xperia1Ⅱにおけるキャリアモデル(au、ドコモ)版とソニーストアで発売されるSIMフリー版との違いを対応バンドを含めて纏めたのが以下の表!
spec | Xperia 1 II (SIMフリー:XQ-AT42) | Xperia 1 II (au:SOG01) | Xperia 1 II (docomo:SO-51A) |
|
---|---|---|---|---|
取り扱いサイト | ソニーストア | auオンラインショップ | ドコモオンラインショップ | |
発売日 | 2020年10月30日 | 2020年5月22日 | 2020年6月18日 | |
値段 | 136,400 円 | 133,600円 | 123,552円 | |
サイズ | 72㎜×166㎜×7.9㎜ | |||
重量 | 181g | |||
バッテリー容量 | 4000mAh | |||
カラー | フロストブラック | ブラック | ||
ホワイト | ||||
パープル | - | パープル | ||
OS | Android10 | |||
CPU | Qualcomm Snapdragon 865 5G Mobile Platform | |||
ROM | 256GB | 128GB | ||
外部メディア | microSDXC(最大1TB) | |||
RAM | 12GB | 8GB | ||
ディスプレイ | 6.5インチ 4K(3840x1644) OLED HDR対応 | |||
リアカメラ | 16㎜(超広角):1220万画素/F値2.2 70㎜(望遠):1220万画素/F値2.4 24㎜(標準):1220万画素/F値1.7 3D iToFセンサー |
|||
フロントカメラ | 800万画素/F値2.0 | |||
Wi-Fi | IEEE802.11a/b/g/n/ac/ax | |||
Bluetooth | ver.5.1 | |||
接続端子 | USB Type-C | |||
防水 | IPX5/IPX8 | |||
防塵 | IP6X | |||
おサイフケータイ | 〇 | |||
NFC | 〇 | |||
生体認証 | 指紋認証 | |||
3.5mmイヤホンジャック | 〇 | |||
フルセグ/ワンセグ | なし | 〇 | ||
SIMロック | なし | あり | ||
デュアルSIM | 〇 | なし | ||
ワイヤレス充電 | 〇 | |||
対応バンド(5G) | n77 | 〇 | 〇 | 〇 |
n78 | 〇 | 〇 | 〇 | |
n79 | 〇 | - | 〇 | |
対応バンド(4G) | 1 | 〇 | 〇 | 〇 |
3 | 〇 | 〇 | 〇 | |
4 | 〇 | - | - | |
5 | 〇 | - | - | |
7 | 〇 | - | - | |
8 | 〇 | - | - | |
11 | - | 〇 | - | |
12 | 〇 | - | - | |
13 | 〇 | - | - | |
17 | 〇 | - | - | |
18 | 〇 | 〇 | - | |
19 | 〇 | - | 〇 | |
21 | 〇 | - | 〇 | |
26 | 〇 | 〇 | - | |
28 | 〇 | 〇 | 〇 | |
38 | 〇 | - | - | |
39 | 〇 | - | - | |
40 | 〇 | - | - | |
41 | 〇 | - | - | |
42 | 〇 | 〇 | 〇 | |
対応バンド(3G) | 1 | 〇 | 〇 | 〇 |
5 | 〇 | - | - | |
6 | 〇 | - | 〇 | |
8 | 〇 | - | - | |
19 | 〇 | - | 〇 | |
GSM | 850MHz | 〇 | 情報なし | 情報なし |
900MHz | 〇 | 情報なし | 情報なし | |
1.8GHz | 〇 | 情報なし | 情報なし | |
1.9GHz | 〇 | 情報なし | 情報なし |
基本性能であるOS、CPU、ディスプレイ、外部メディア、カメラ周り、防水防塵、Wi-Fi、Bluetooth、NFC(おサイフケータイ)、生体認証等はキャリアモデル、SIMフリーモデルほぼ同等となっています。
次の章では違いについて詳細に説明をしますね。
Xperia 1 Ⅱ キャリアモデルとSIMフリー、何が違う?
先ほどの比較表を基に違いをチェックしていきます。
カラーラインナップが異なる
SIMフリーモデルにはフロストブラックが新たにラインナップに追加されています。
ドコモ版はブラックとなっており、ホワイト、パープルはSIMフリーとドコモ版に違いはないですね。
ROM容量、RAM容量が増強
SIMフリーモデルのROMは256GBとキャリアモデルの128GBに比べて2倍に増強されていますね。
またRAMに関してもSIMフリーモデルは12GBとキャリアモデルの8GBと比較して4GB多く、他社のフラグシップモデルと引けを取らないROM、RAM容量となっています!
フルセグ/ワンセグが非搭載
SIMフリーモデルに関しては、キャリアモデルでは搭載されていたフルセグとワンセグが非搭載となっています。
元々使用頻度が高いか懐疑的な機能となっているフルセグ、ワンセグなので非搭載による影響は限定的かと思います。人によっては機能が省かれている方が都合がいいこともあるかもしれませんね。
SIMロックは当然なし
SIMフリーなので当たり前ですが、SIMロックはかかっていません。
デュアルSIMに対応
SIMフリーモデルでは、ソニーとしては非常に珍しいデュアルSIMに対応されました。
5G回線への接続に関してはデータSIMに設定したSIM側でしか通信ができないようです。
ただ「XperiaでデュアルSIM運用がしたい!」という人にとっては待望の機能であることは間違いないですね。5Gが普及していない現段階では些細な問題でしょう。
対応バンド5Gはすべてのバンドに対応
n77、n78、n79すべてのバンドに対応しています。これはドコモのSIMロック解除版と同性能ということになるので、5Gに関しては、auモデルのみ対応バンドが少ない結果になります。
4Gは多くのバンドに対応
auやドコモの対応バンドである1、3、18、19、21、26、28、42においてはSIMフリーモデルに関しては網羅できています。
それ以外の対応バンドとしては、4、5、7、8、12、13、17、38、39、40、41が新たに、SIMフリーモデルにのみ対応されたバンドになります。
特に900MHz帯のバンド8に対応している点により、Xperia1Ⅱの取り扱いがないソフトバンク回線でも使用が可能になりそうですね。
3Gバンドは1、5、6、8、19、GSMにも対応
auでは1のみ、ドコモは1、6、19に対応していますが、SIMフリーモデルでは5、8も対応バンドに含まれることに。
GSMに関してはau、ドコモ版の情報がなかったため比較はできませんが、SIMフリーモデルは850MHz、900MHz、1.8GHz、1.9GHzの4つHz帯に対応していますね。
発売日は2020年10月30日とかなり遅い
auモデルは5月、ドコモ版は6月に発売されていますので、最大5か月遅れの発売となります。
デュアルSIMやフルセグ、ワンセグ非搭載、ROM・RAM容量の増強とトレードオフになると思いますが、それにしても10月は少し遅い気がしますね。8月に発売していたら文句なしでした。
価格はキャリアモデルと大差なし
最安はドコモ版の123552円ですが、スペックアップしたSIMフリーモデルは136400円ということで、約13000円ほどの差があります。
フルセグ、ワンセグは省かれたものの、それ以上にスペックアップした部分が多いので、これぐらいの差なら及第点かと思います。
Xperia 5 キャリアモデルとSIMフリーのスペック早見表
続いてはXperia5におけるキャリアモデル(au、ドコモ、ソフトバンク)版とソニーストアで発売されるSIMフリー版との違いを対応バンドを含めて纏めたのが以下の表!
spec | Xperia5 | ||||
---|---|---|---|---|---|
キャリア | SIMフリー | au | docomo | SoftBank | |
型番 | J9260 | SOV41 | SO-01M | 901SO | |
取り扱いサイト | ソニーストア | auオンラインショップ | ドコモオンラインショップ | ソフトバンクオンラインショップ | |
値段 | 2020年8月28日 | 2019年10月25日 | 2019年11月1日 | 2019年10月25日 | |
サイズ | 68㎜×158㎜×8.2㎜ | ||||
重量 | 164g | ||||
バッテリー容量 | 3140mAh | 3000mAh | |||
カラー | ブラック | - | |||
グレー | |||||
ブルー | |||||
レッド | |||||
OS | Android10 | Android9→10 | |||
CPU | Qualcomm Snapdragon 855 | ||||
ROM | 128GB | 64GB | |||
外部メディア | microSDXC(最大512GB) | ||||
RAM | 6GB | ||||
ディスプレイ | 6.1インチOLED Full HD+(2520×1080) HDR対応 | ||||
リアカメラ | 52mm(望遠):約1220万画素/F値2.4 26mm(標準):約1220万画素/F値1.6 16mm(超広角):約1220万画素/F値2.4 |
||||
フロントカメラ | 800万画素/F値2.0 | ||||
Wi-Fi | IEEE802.11a/b/g/n/ac | ||||
Bluetooth | ver.5.1 | ver.5.0 | |||
接続端子 | USB Type-C | ||||
防水 | IPX5/IPX8 | ||||
防塵 | IP6X | ||||
おサイフケータイ | 〇 | ||||
NFC | 〇 | ||||
生体認証 | 〇 | ||||
3.5mmイヤホンジャック | - | ||||
フルセグ/ワンセグ | - | 〇 | |||
SIMロック | - | 〇 | |||
デュアルSIM | 〇 | - | |||
ワイヤレス充電 | - | ||||
対応バンド(5G) | n77 | - | - | - | - |
n78 | - | - | - | - | |
n79 | - | - | - | - | |
対応バンド(4G) | 1 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
2 | 〇 | - | - | - | |
3 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | |
4 | 〇 | - | - | - | |
5 | 〇 | - | - | - | |
7 | 〇 | - | - | - | |
8 | 〇 | - | - | 〇 | |
11 | - | 〇 | - | 〇 | |
12 | 〇 | - | - | - | |
13 | 〇 | - | - | - | |
17 | 〇 | - | - | - | |
18 | - | 〇 | - | - | |
19 | 〇 | - | 〇 | - | |
20 | 〇 | - | - | - | |
21 | - | - | 〇 | - | |
25 | 〇 | - | - | - | |
26 | 〇 | 〇 | - | - | |
28 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | |
29 | 〇 | - | - | - | |
32 | 〇 | - | - | - | |
34 | 〇 | - | - | - | |
38 | 〇 | - | - | - | |
39 | 〇 | - | - | - | |
40 | 〇 | - | - | - | |
41 | 〇 | - | - | - | |
42 | - | 〇 | 〇 | 〇 | |
46 | 〇 | - | - | - | |
66 | 〇 | - | - | - | |
対応バンド(3G) | 1 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
2 | 〇 | - | - | - | |
4 | 〇 | - | - | - | |
5 | 〇 | - | - | - | |
6 | 〇 | - | 〇 | - | |
8 | 〇 | - | - | 〇 | |
19 | 〇 | - | 〇 | - | |
GSM | 850MHz | 〇 | 情報なし | 情報なし | 情報なし |
900MHz | 〇 | 情報なし | 情報なし | 情報なし | |
1.8GHz | 〇 | 情報なし | 情報なし | 情報なし | |
1.9GHz | 〇 | 情報なし | 情報なし | 情報なし |
Xperia1Ⅱと同様、基本性能であるOS、CPU、ディスプレイ、外部メディア、カメラ周り、防水防塵、Wi-Fi、Bluetooth、NFC(おサイフケータイ)、生体認証等はキャリアモデル、SIMフリーモデルほぼ同等となっています。
次の章ではXpera5における各モデルの違いについて詳細に説明をしますね。
Xperia 5 キャリアモデルとSIMフリー、何が違う?
先ほどの比較表を基に違いをチェックしていきます。
バッテリーが微増
キャリア版のXpera5のバッテリー容量は3000mAhですがSIMフリーのXpera5は140mAh多い3140mAhとなっています。
海外仕様のXpera5(J9210)は元から3140mAh、DSDS対応なので、「海外仕様のXpera5をベースに一部日本の仕様を取り入れた」のが正しいのかもしれません。
カラーラインナップは全色あり
キャリア版(au、ドコモ)同様、SIMフリーのXpera5はブラック、グレー、ブルー、レッドの全4色展開です。
Android10搭載で出荷
キャリア版はAndroid9でリリース後、2020年前半にAndroid10へバージョンアップしていますが、SIMフリーのXpera5はAndroid10で発売されます。
ROM容量は128GBへ
おま国仕様でXperiaは海外版のROM容量が半減されてリリースされることが常態化していましたが、SIMフリー版ではこれを改善し倍となる128GBで発売されることに。microSDカードに対応しているといっても、高速の内臓ストレージの方がアクセス速度は速いので多いに越したことはないですね。
Bluetoothがv5.1へUP
地味な改善ですが、Bluetoothがv5.0からv5.1へUPしています。
5.1になることで「方向探知機能」が有効化され、Bluetoothペアリングしている機器の方向が検知できるそう。対応機器同士ならどちらの方向にあるのか?という探知ができるので便利かもしれません。
フルセグ、ワンセグは非搭載。代わりにSIMロックフリー&デュアルSIM対応
Xperia1Ⅱと同様ですが、ワンセグなどには非対応となった代わりにSIMロックなし、デュアルSIMに対応しました。格安SIMなどとの組み合わせは便利そうです。
対応バンド(4G)はほぼ網羅
キャリア版が対応している11、18、21、42を除くほぼすべてのバンドに対応しています。
5G対応しているXperia1Ⅱよりも対応バンドが多いので格安SIM含めいろいろなキャリアのSIMで通信できる万能タイプになっています。
対応バンド(3G)はキャリア版より幅広く対応
キャリア版ではバンド1が共通、6、8、19がドコモ、ソフトバンクそれぞれに対応している状況ですが、SIMフリー版はこれらすべてに加え、2、4、5にも対応。
GSMにおいてもすべてのHz帯に対応しています。
コメント