NUROモバイルが5分かけ放題プランと合わせて発表した、5時間データ通信し放題プラン「時間プラン」ですが、どういった人向けなのか、得なのか損なのか考えてみました。
5時間データ通信し放題プラン「時間プラン」料金とイメージ
NUROが提供する「時間プラン」ですが、毎日5時間だけ、通信速度最大375Mpbsで通信できるというプランになっています。
料金は、基本料金2500円となっており、そこにSMSや通話を付けるかによって、月額料金が変動するようですね。
通話を付けた場合の月額料金は3200円。対象としては、通勤通学時や出先での隙間時間、休憩時間がある人や、決まった時間にガッツリデータ通信をする人がターゲットになっています。
「時間プラン」の注意点をチェック
高速通信となる場合の挙動や、パケットチャージなどについての注意点は、こちらに記載されています。以下引用。
- 高速通信時の挙動
※ 契約者様による面倒な操作不要で、「シンプル」に、必要な時間だけ高速通信をご利用頂けます
※ 弊社のシステムで一定時間内に高速通信に切り替えるべき通信量を検知次第、5分高速時間をユーザへ自動付与します
※ 5分高速時間の満了時、動画閲覧中などにより、引き続き高速通信を維持すべき通信量を検知した場合のみ、さらに5分高速時間をユーザへ自動付与し、不必要な高速通信時間の消費を抑制します
最高速度が375Mbpsの速度が出ますが、こういった高速通信時の挙動は完全にMVNO側で自動制御されるようです。
今の所、手動での高速通信の制御は予定していないようですので、mineoスイッチのようなものもないことになります。
高速通信するかどうかは、データ通信状況を5分単位で判別しているので、5分を跨ぐようなデータ通信の場合は自動で10分間の高速通信が持続することになるようです。
- パケットについて
※ 当日余った高速通信時間は翌日や翌月には繰り越されません。
その代わり、高速通信時間中の通信総量は無制限としています
※ 高速通信時間のチャージ機能はございません
※ 2GB〜10GBのプランと時間プラン間のプラン変更は可能です。
その際、2GB〜10GBプラン時の翌月繰り越し分のパケットやチャージ分のパケットは、時間プランへのプラン変更により無くなります。
パケットの翌月繰り越しに関して、「時間プラン」では対象となる通信容量がカウントされない為、繰り越しには対応していません。
NUROモバイルには一般的なデータ通信容量によるプランも用意されていますが、「時間プラン」からこれらプランへの切り替えは可能のようです。もちろん逆も可能なようですが、その場合はパケットの繰り越しはできないようですので、「時間プラン」へ変更する時は要注意ですね。
結局「5時間プラン」はお得なのか?
私のようにリーマンである場合、仕事の時間を除くとスマホなどでのデータ通信時間は以下の通り。
- 通勤時間(往復2時間)
- 昼休み(5分~30分)
- 定時後休憩(5分~30分)
最大時間で見積もっても、大体4時間前後は出先でモバイルデータ通信をしていることになります。
実際は、4時間ずっとデータ通信をしている事は稀でしょうから、実データ通信時間はもっと短いはず。
また、家に帰ってきたらデータ通信は自宅のWi-Fにオフロードさせているので、モバイルデータの通信時間外になります。
となると、私のような利用者は時間的には問題はないかな、といった感じ。
続いてプラン料金の観点で少し考えたいと思います。「時間プラン」に一番近いデータ容量プランだと、現時点で最大容量の10GBプラン(2300円)になります。
9GBは2100円なので、1GBあたり200円とすると、「時間プラン」の利用料金で11GB分程度のデータ通信をしたら、「時間プラン」の方がお得、と考えて良さそう。
料金体系からもわかる通り、「5時間プラン」は「短時間」でかつ「大容量のデータ」を「出先で通信」するヘビーユーザー向けといえそうです。
NUROモバイルの各プラン詳細はNUROモバイル公式HPをチェックしてみてください。
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