ワイモバイルから2017春モデルとして発売されたAndrid One搭載の「S1」「S2」が気になったのスペックや価格をチェックしたいと思います。先代のAndroid One搭載「507SH」と比較もしてみます。
まずAndroid Oneって何?
Android Oneについて復習しておきたいと思います。
Android Oneとは、もともと新興国向けに安価なスマートフォンを提供するのが目的で、18ヶ月間のOSアップデートが保証されている端末を指すみたいです。
今回発売されるS1及びS2に関しても「Android OneのS1」といった形になっており、保証に関してもメーカーさんがちゃんとアップデしてくれる端末になっています。
去年ワイモバイルから発売されたAndroid 507SHも発売当初はAndriod 6.0を搭載していましたが、10月ごろにAndroid 7.0へのアップデートが実施されています。
Android S1とS2と507SHのスペック比較から見えてくる価格
Android S1及びS2のスペックは発売中の507SHと比較すると大概のものがスペックダウンしています。
スペック比較 | S1 | S2 | 507SH |
---|---|---|---|
OS | Android7.0 | Android7.0 | Android6.0 |
CPU | クアルコムS430 | クアルコムS430 | クアルコムS617 |
解像度 | 5.0インチFullHD | 5.0インチHD | 5.0インチHD |
ROM | 16GB | 16GB | 16GB |
RAM | 2GB | 2GB | 2GB |
カメラ | in:13.1MP,out:8MP | in:13.1MP,out:2MP | in:13.1MP,out:5MP |
バッテリー | 2530mAh | 2300mAh | 3010mAh |
重量 | 134g | 142g | 135 |
防水防塵 | IPX5/7,IP6X | IPX5/7,IP5X | IPX5/8,IP5X |
耐衝撃 | − | MIL-STD-810G準拠 | − |
OSは最新のAndroid7.0を搭載。S1に関してはディスプレイ解像度がFullHDへアップされていますが、RAM、ROMともに507SHと同スペック。カメラもほぼ横ばいとなってますね。バッテリー容量は507SHより500〜700mAh程度ダウン。これはCPUがS430にスペックダウンされたことも起因していそうですが、バッテリー容量は重量とも密接に関連しているものの、多くて損といったことはないので、3000mAh程度は維持して欲しかったですね。重量もほぼ横ばいで、どれも防水防塵には対応。特徴としてはS2が耐衝撃性能を有している点でしょうか。S1はシャープ製、S2は京セラ製で、耐衝撃機能は京セラの技術力により実現した性能でしょうね。
またCPUがS430へスペックダウンしたことにより、LTE通信速度が下り最大187.5Mbps、上り最大37.5Mbps→下り最大112.5Mbps、上り最大37.5Mbpsに下がっています。
価格は507SHが51948円と、昨今勢いのあるP9などに比べるとスペック的にはやや高め?といった印象を持ちます。この価格だと同じくワイモバイルから発売されているNEXUS 6Pも同価格帯となっており、「Android Oneでの保証」の観点からもGoogleブランドのNEXUSスマホの方がスペック面を含めて安心感がありますね。
記事執筆時にはS1及びS2の価格はまだ未発表ですが、発売日はS1が2月下旬、S2が3月上旬を予定しています。507SHが併売されるとのことなので、差別化を考慮するとS1,S2は「3万円台」、頑張ってもらって「3万円をきる価格」で出してもらいところ。507SHなどから基本スペックを大幅ダウンし、本来のAndroid Oneの意向を汲んだ同端末。「スペックそこそこだけど値段も安いスマホを国内キャリアから購入したい層」をどれだけ取り込めるか注目です。
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