ASUSさんよりリリースされたゲーミングPC「ROG Flow Z13」および「ROG XG Mobile GC31」をお貸し出しいただきましたのでレビューしたいと思います。
「ROG Flow Z13を買おうか迷っている」「ROG XG Mobile GC31っているの?」という人の一助になれば幸いです!
ROG Flow Z13とROG XG Mobile GC31 スペック
今回レビューするROG Flow Z13は型番ROG Flow Z13 GZ301ZE (GZ301ZE-I9R3050TE)」です。
主なスペックは以下の通り。
spec | ROG Flow Z13 |
---|---|
ディスプレイ | 13.4インチ (WUXGA)、120Hz |
CPU | インテル® Core™ i9-12900H |
GPU | NVIDIA® GeForce RTX™ 3050 Ti |
OS | Windows 11 Home |
メモリ | 16GB |
ROM | SSD 1TB |
「本当にタブレット?」と疑いたくなる点は「RTX3050Ti搭載」という点でしょう。
実際に触っても14.5cmでかつディスプレイも13インチ台なので、iPad Pro 12.9インチを2枚と少し重ねた程度なので非常に薄いです。
インターフェースにはThunderbolt4が1つ、USB3.2が1つ、USB2.0が1つ、microSDXC対応スロットが1つと豊富。
外部GPUの型番は「ROG XG Mobile GC31 (GC31S-026)」。
主なスペックは以下の通り。
spec | ROG XG Mobile GC31 |
---|---|
GPU | NVIDIA® GeForce RTX™ 3080 |
片手で持てるサイズ感でRTX3080を搭載し、インターフェースとしてはDisplayPort、HDMIをそれぞれ1つずつ、USB3.2が4つ、SDXCメモリーカードスロットが1つ搭載したドッキングステーション機能もあります。
ROG Flow Z13の外観チェック
ではROG Flow Z13の外観チェックです。
パッケージはこんな感じ。
パッケージ背面。この中に製品が入っているわけですが、そのパッケージがオールシルバーで、凝ったデザイン、カッコイイ梱包になっています。説明書類はマジックテープで開閉。説明書類。
ACアダプターは100W対応のものを同梱。コンセント側のケーブルは分離式、本体との接続ケーブル(USB-C)はACアダプターと一体型です。
こちらが本体、キックスタンドを装備していて、一部タブレットPC本体が透けて&イルミネーションするデザインの凝りっぷり。ガンダムっぽいですよね。
上部はこんな感じ。左右に排気口があって、本体の熱は上側に逃す作りに。右側面側にはイヤホンジャックやフルサイズのUSB、音量ボタン、電源ボタンがあります。電源ボタンは指紋認証に対応しているので、ログイン時にはWindows Helloで簡単に認証できます。左側面にはUSB-CおよびROG XG Mobileインターフェースが搭載。ROG XG Mobileインターフェースはゴムパッドでカバーされています。キックスタンドは右側のキックスタンドに赤い突起があり、ここに指をかけて展開します。一番下まで広げるとここまで本体を寝かせることができます。キーボードは本体底面に、強力な磁力でくっ付いているので、外れることはありません。タブレットPCを一番寝かせた場合、キーボードはフラットにした方がタイピングしやすいです。本体重量は実測1186.9g。ACアダプタは396.5g。デタッチャブルキーボードを装着した場合は1532.0g。単体だと345.2g。
さっきも言いましたが、これ「RTX3050Ti搭載PC」です。1.5kgって以上な軽さ。本体だけなら1.2kgなのでさらに軽いです。
続いてROG XG Mobile GC31。これにRTX3080が入っています。
ROG XG Mobileインターフェースは独自端子とUSB-Cを合わせた構成。前述した通りフルサイズUSBやHDMI、Display Portや有線LANを搭載したドッキングステーション機能もあります。
側面のパッキンを外し接続します。(このパッキン無くさないようにしないといけません!)
こんな感じで差し込みます。接続するとこんな感じ。端子が太いので、それなりに存在感はありますね。
ROG Flow Z13のベンチマーク測定
ROG Flow Z13に搭載されているGPUはRTX3050Tiですが、果たしてどの程度のベンチマーク結果が出るのか、少し試してみました。
CrystalDiskMarkに関しては、各種ストレージの速度を測定。概ねRead、Writeでは3000MB/sは出ているようです。
続いてGeekbench。シングルコアは1847、マルチコアは13497でした。
OpenCL Socreは135390という結果に。
ROG Flow Z13でベンチ計測、ゲームプレイした結果
続いてROG Flow Z13内蔵のRTX3050TiとXG mobileのRTX3080で、どの程度ゲームで差が出るのか試してみました。(ベンチマーク含む)
DQX(ベンチマーク)
RTX3050Ti
RTX3080(XG mobile)
DQXにおいてはベンチマークテストです。設定は全て最高の状態ですが、RTX3050Tiは19181、RTX3080は24688でどちらも「すごく快適」でした。
FF15(ベンチマーク)
RTX3050Ti
RTX3080(XG mobile)
FF15に関しては2パターンでベンチをとっています。一つはフルHD設定は全て最高の状態でベンチ測定。RTX3050Tiは4251、RTX3080は11240で、前者は「普通」、後者は「とても快適」となりました。さすがにRTX3080が強いですが、内蔵されているGPUのRTX3050でも十分ゲームが楽しめそうですね。
続いて4K解像度での検証もしました。
RTX3050Ti
RTX3080(XG mobile)
こちらについてはRTX3050Tiは1765、RTX3080は5281で、前者は「動作困難」、後者は「やや快適」となりました。4K解像度でゲームがしたい場合は、XG Mobileを導入した方がいいですね!
1点注意としては、ベンチマークだったからか分かりませんが、ファンが全開に回っていて、音がそれなりにしていたので、ヘッドホン推奨です。
APEX
APEXについても少しプレイしてみました。
画質は最高設定にした状態でRTX3050Tiにてプレイしたところ、ほぼほぼ120FPS出ていたので、遅延もなく画面も120FPS対応なので滑らかに操作できました。ガチ勢はどうか分かりませんが、一般ユーザーには十分な性能と思います。
原神
原神も同じように最高設定でプレイしてみました。さすがにめちゃくちゃ画面が綺麗で、プレイにも全く問題はないと思いました。逆にゲーム自体が60FPSまでしか対応していないので、あえて60FPSかつ4Kディスプレイの「ROG Flow Z13 GZ301ZE (GZ301ZE-I9R3050TE4K)」を選択するのもアリな気がします。(Amazonリンクはこちら)
まとめ
ROG Flow Z13はX13と異なり、ノートPCスタイルではなくタブレットスタイル。サイズ感や重さに関してはタブレットクラスなので、グラボ搭載タブレットとして十分すぎる性能を有しており、驚異的です。
ベンチマークやゲームも実際にプレイしてみましたが、かなり重た目の設定にしても動作してくれるので、ガチでゲームをプレイしたい人はRTX3080を搭載しているXG Mobileを、そうでない人は内蔵されているGPUのRTX3050Tiで事足りそうです。
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